あらゆる業種でかつてないほどの人材不足・・そんな中、美容業界の求人動向は??

「どの会社も求人難がすごいことになっている・・」 先日とある税理士の先生がおっしゃっていました。

広島労働局の発表によると、この1月末時点での広島の有効求人倍率は2.02倍で、43年7か月ぶりの高水準なのだとか。
http://hiroshima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/houdou.html

有効求人倍率というのは、簡単に言うと仕事が余っているという事。これが高くなると採用する側にとっては人集めが難しくなり、現在は採用自体が困難を極める状況だといえます。

が、これは一般企業での話。もともと人材不足の上、専門学校生自体が減り、流動性も高くない美容業界においては状況はより深刻だと言えます。

10人採って1,2人に絞り込む

先出の税理士の先生のお話だと、「顧問先のとある規模の美容室は例年新卒を10人くらい確保して、1年後に1,2人が残る程度」なのだとか。これは広島市で名の知れた複数店舗展開のお店でよくあるパターンで、だいたい10人前後確保して絞り込むという流れは共通しているようです。

お店側はそれでもいいとして、やめてしまった8-9人はその後どうなるのか? これまでBeauty Street では多くの離職者や求職者の話を聞いてきましたが、最初に「絞り込まれるお店」に就職してしまった人は、かなりの確率で「業界自体を諦めようと思った」と言っています。が、運よく次のお店に出会えた人はそこで持ち直し、「最初のお店の価値観が全てではなかった」事に気づきます。運悪く次に出会えなかった人はそのまま業界から去っていき、業界人口がますます過疎化する流れがあります。

原因は人材の偏り

なぜこのような焼畑農業のような事が起こるのでしょうか? それは店舗の知名度や資金力、採用活動力の有無によって人材が偏ってしまう点にあるように思います。一般企業であれば、名のある企業に応募が集まり、無名の中小企業に新卒が入ることは奇跡と言えます。美容業界でも同様に、有名なところ、華やかなところ、ホットペッパーでキラキラなところに人が集まりやすいようです。

一般の業界であれば最初の職場で失敗しても転職することで人材が流動し、次の会社に新たな人材が回ってくるわけですが、美容業界では最初のお店で業界を諦めてしまった場合、次のお店に人材が回る可能性は極めて低くなってしまいます。にも関わらず新店舗オープンは続く。これが現在の構図と言えます。

小規模店・個人店に活路

この状況に光はあるのでしょうか?

まず新卒・既卒に関わらずお店をやめてしまった人は個人店、小規模店への転職を検討する事をおすすめします。中規模・大規模店との価値観・勤務形態の違いはカルチャーショックの領域。逆に小規模店で合わなかった人は思い切って華やかな大型店舗にトライするのもいいかもしれません(そういう人、たまにいます)。向上心が特に強い人は後者のタイプでしょう。辞めるのはいいとして、そこで全てを諦めず、次の世界を見てみる事で開ける世界があります。

一方、店舗側からみると、他店をやめてしまった人材が多くいるのだからチャンスとみることもできます。ここで言えることは一つ。

「採用に向けた露出・PRをしましょう。」

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