近頃増えている、美容師の業務委託。今後どうなって行くのでしょうか?

昨今、サロン業界において面貸しとか業務委託という形態をとっている美容室が増えています。お店の数自体が増え、求人も増えているので、ようはうまく行っているのだと思います。

面貸しや業務委託は幸せか?

面貸しというと、以前は独立して失敗した美容師さんもいれば、上昇志向が強く修行中の人、よくわからないけどあぶれている人など、いる人もピンキリで当たり外れが多かったという話をしばしば耳にします。職場サイドの視点では、殺伐としていて決して良い環境では無い、という本音を聞いた事もあります。つまりは、決して幸せな職場とは言えなかったという事。(人にもよるでしょうが・・)

そんな前例がブラッシュアップされてきたのか、昨今では業務委託の形態をとりながら労働環境に配慮する会社が出始め、やはり拡大しながらシェアをのばしています。実際に当事者に聞いた話だと、手取りは大幅に増え、休日取得の自由度も大きくなったとのこと。極端な例ではありますが、今月ほとんど無休で稼いで、来月大型連休をとって海外旅行に行く、みたいな自由業が成立し始めているという事です。

これは本来の美容師さんらの気質にきわめて合ったスタイルではないかと感じています。つまり幸せという判定と言えるのではないのでしょうか?

業務委託のもう一つのメリット

業務委託というのは正規雇用とは違うので、働いた分だけ給与になるという事。50-60%はお店が取るので、残り半分が給与となるわけですが、それでも普通の美容室で雇われで働くのと比べると大幅に給与が増すケースが多いとされます。一方で、働いた時間が少なければその分給与が減るというのも事実。そしてそういう働き方を望む人たちがいます。子育て世代の人たちです。多いのは子供が保育園に行っている間だけ、というケースですが、中には保育園の抽選に漏れ、幼稚園しか入れなかった人も。この場合、10時〜14時だけ、という短時間勤務で大抵は受け入れられないのですが、「どうしても人が足りなかったのでそれでもOK」とした事例も出てきています。業務委託という形態だったからこそスムーズに実現できたとのだと言えます。

つまり業務委託という形態は、いわゆる「働き方改革」に沿った方向性。弱肉強食の実力社会という側面もありますが、それは大元の運営会社の社風次第で、いま市場による洗礼が進んでいる領域だと言えるでしょう。

面貸し・業務委託の今後

これから面貸し・業務委託という形態はどうなっていくのでしょうか? おそらくは引き続き順調に増えていきさらにシェアを拡大しながら一つのスタンダードになっていくと思われます。この形態の会社が淘汰されずにむしろ増えているのが何よりの証拠で、つまりそこに市場からのニーズがあるからに他なりません。

この形態のはしりだった某サロンは消費者からも美容師からも悪評が高く、それでも派手な宣伝と低価格で伸びていきましたが近年は失速が著しいです。代わりに同様の形態の他者がその失敗例を改善しながらサービスを向上させ、形態の草創期から黎明期を経て、すでに成長期に入っているように思えます。

加えて、これまでホットペッパーによって延命されてきたお店やスタイリストが、業務委託(をする側、される側)というスタイルにシフトして行く事も予想でき、いろんな意味で受け皿になる余地がありそうです。

これまではお店がスタッフを雇うために求人を出していましたが、これからはテナントが店舗を募集するような意味合いでの求人にシフトして行くのかもしれません。となるとそれを実現させるサービスはもはや求人サービスではなく、マッチングサービスであり、シェアリングエコノミーやCtoCのような、AIとスマホアプリで大幅に効率化していく市場となっていくのかもしれません。

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