人材不足の背景に美容学生のナイトワークがあり? 動向を簡単にレポートします

ラウンジやスタンドといった、いわゆるナイトワーク系のお店。ここで働くママやオーナーたちが言っていたこと。「美容院とか美容学校出身の子は多いよ」。なかなか聞き捨てならない言葉ですね。実際のところはどうなのでしょうか?

美容学校出身者がナイトワークに流れる?

本当に美容業界出身者がナイトワークに流れているのでしょうか?結論から言うと本当でした。少なくとも広島においては本当です。先日、個人的に付き合いのあるママさんとその話をしていると、「あぁ、うちの女の子2人とも美容学校よ」との事。一人は現役で学生さん、もう一人は21歳で、一度勤務したものの酷使されてリタイア。「2度と戻りたくない」のだそうです。

友人知人、その他いろいろなツテで聞いてみると、どのお店にもことごとく美容学校出身者がいる(もしくは以前いた)という状況で、中にはお店を経営しているママ自体が元美容師という事例も。

ここまでくると何か根本的な問題があるとしか思えませんが・・。

美容学生はなぜナイトワークに流れるか?

ナイトワーク、いわゆる水商売に流れる美容人材は、だいたいが美容学生かもしくは学校を出てまもない人材です。何がそうさせるのでしょうか?これもツテをたよって複数の当事者・関係者らに聞いてみました。

賃金が安すぎる

一番の理由は「賃金が安すぎる」という点。学生さんであれば学業の傍らでお金を稼ぐには効率よくナイトワーク、という選択に行きやすいのかもしれませんが、深刻なのはやはり学校を出て比較的まもない「将来の人材」たち。彼女ら(美容系のナイトワーカーは圧倒的に女性が多い)は普段夜遅くまでアシスタントとして働きながら、休みの日に足りないお金を稼ぐために夜のお店に出る事がきっかけになる事が多いようです。

長時間労働

低賃金に加え、長時間労働と精神的な重圧でお店をリタイアする人が多いのもこの業界(というかサービス業全般)に共通する事項。期待して入社した最初のお店で酷使されて退職したのち、繋ぎで入った夜のお店にそのままどっぷり浸かってしまうケースは多いです。そういう人に話を聞くと、先出の例ではありませんが「あんな業界には2度と・・」と口を揃えたりします。それはその人の適性だったのかもしれませんし、もしくはよくないお店に当たってしまったのかもしれませんが、若い人材がドロップアウトしやすい風土という問題はやはりあるように思えます。

そもそも気質が近い

あとは、美容業界の華やかさとナイトワークの華やかさが”表面的には”同じ領域に見えるのですんなり入っていきやすいのかもしれません。しかも入ったら同じ道を辿った先輩たちがたくさんいるので色んないみで居心地がいいという事も??

その上で給与も時間計算で数倍も違い、怒鳴られることもなく、中にはチヤホヤされる子もいるでしょうから、そのようにして美容免許を持った人材がそのまま業界から消え去ってしまうという構図はあります。広島以外は知りませんが、基本的には繁華街の発展している都市では類似の状況ではないかと思います。

しいて言えば、広島市は人口比に対して歓楽街が発展しすぎているという側面はあり、だから余計に人材が消滅しやすいのかもしれません。

ナイトワークに流れたらどうなるか? 抑止は可能?

一時の迷いか必然か、ナイトワークに流れてしまった若い人材は、その後どうなるのでしょうか? これは複数のサロンオーナーが言っていましたが、2度と業界には戻ってこないそうです。中には復帰する子もいるのだと思いますが、それはよほど人生目標や目的がしっかりした人材なのだろうと思います。

では、どうすれば夜のお店に人材を取られずに確保できるのでしょうか? 客観的に見る限り、1にも2にも、やはり賃金のように思います。生きていく上でお金が足りない場合(特に一人暮らし)、バイトなどの副業をするしかなく、過酷な本業の傍らで短時間でできるとなると新聞配達かナイトワークしかありません。私が聞いた事例では、風俗店に勤務しているというケースも1件ありました。

若い人材がそこに陥らないよう、人生設計の面からお店が責任を持って対応する必要がありそうです。「自分が若い頃は・・」とか言ってはいけない時代なのだと思います。

ちなみに、やはり客観的に見て異常なのは、ホットペッパーに大金を払い、さらにクーポンで安く売り、だから給料が安く、結果人が辞め、ホットペッパーにお金を払って求人を出すという流れ。こういう囲い込みの構図は数年前から見えていたものではありますが、昨年サロン求人が始まってここに極まった感があります。リクルートさんのビジネス構築力とセンスはやはり秀でており、もちろん誰かを不幸にしようと思ってやっているのではないでしょうし、まっとうに利益を追求してサービスを磨いていった結果、ハマりすぎるぐらいハマってしまって今に至っている、というのが実情なのでしょう。

人手不足に困ったら、まずはホットペッパーを一つ安いプランに切り替え、少しずつ独立事業者としてのポジションを強固にしていく事が重要なのかもしれません。

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